病棟の中にずっといると、まるでこの何も状況の変わらない日々が永遠に続くような気がして苦しくなる。
症状は相変わらず良くなっているようには思えない。食事も取れないから力が入らない。
体重も見る見るうちに減り、今では1ヶ月で13kgのダイエットに成功。(かなり病的)
泣きたくなる日もたくさんあったし、実際泣いた日もありました。
それでも、そんな中でも希望は見出せる。
ある一冊の本に出会いました。
堀江貴文さんの最新刊『スマホ人生戦略お金・教養・フォロワー35の行動スキル』という本です。
もともとビジネス書を漁るのが好きで、堀江さんの著書では『ゼロ』や『多動力』など話題作は読んでいました。
ネタバレになるので内容については言及しませんが、一言で言うと。
『新しくて新鮮』
自分もスマホに関しては割とアーリーアダプターに近い層の人間ではあるので堀江さんの言ってることのほとんどは自然と実行していましたが、実際に本で書かれるとやはり新鮮でしたね。
でもここで思ったことは本の内容うんぬんだけではなくて。
『やっぱり自分ってビジネス好きなんだな』
って改めて思えたんですよね。
大学も自分のやりたい分野が学びたくてマーケティングを専攻しました。
なんだかんだで充実していた気がします。
別にお金儲けがしたいとかそういうわけではないんです。
単純にお金が動くことそのものに興味が湧く。
どうしたらモノが売れるのか、会社がおおきくなるのか、新しいものが世の中に浸透していくのか。
それを考えるだけでもワクワクしている自分がいました。
そしてまた、読書をするということが何よりも人生に充実感を与えてくれる要因であることを再認識させられた気がします。
学生時代には気づけなかったそんな感覚。
紛いなりにも1ヶ月だけ会社で仕事をして、なんとなく社会人の感覚を皆様で感じたこと。
たった1ヶ月かもしれませんが、この一瞬に大きな影響を与えている気がします。
自分の能力を拡張させる感覚。知的好奇心が満たされる感覚。
ただ本を読んだり、日経新聞を読んだりしているだけなのに、すごく満たされた気分になるのです。
なんか未来に向かって進めているような気になれるんです。
今できる範囲で自分がやりたいことができている。
そしてそれがまるで夢を描いているような感覚になるんです。
ここ数日でまた人生観が変わっていくような気がします。
病気を通じて自分が更に上のレベルへ高められていく。
そんな充実感を持ちながら闘病生活を過ごしていきたいと思います。