難病持ちででも輝く人生!〜常に成長し続ける〜

難病やハンデも持っている方に少しでも自分もできると思ってらえれば光栄です。

親友の話⑴

自分の親友の話をしよう。

 

彼は幼稚園時代からの幼馴染で、家も近所にある。

 

彼はとても優しい人間だ。

 

人の痛みがわかる。むしろわかりすぎている。

 

それ故に、とても不利な立ち回りを強いられている。そんな人間だ。

 

 

そんな彼だが、実を言うと幼少期はそこまで好きになれなかった。

 

むしろ自分を嫌がらせの対象といていた印象が強い。

 

そんな彼とは殴り合いの喧嘩もしたことがある。

 

そんな仲だった。

 

彼に転機が訪れたのは、中1の時だった。

 

彼の両親が離婚し、彼は都内に転校することになった。

 

それを知らされたのは転校のわずか1週間前だった。

 

中学時代はそれほど頻繁に会っていなかったので、突然の別れであった。

 

引越し前日、彼の家でお別れ会が開かれた。

 

正直、実感が湧かなかった。

 

今までと何も変わらないと思って仕方がなかった。

 

その日はそのまま挨拶だけして割と早い時間に帰宅した。

 

次に会ったのは、2年後のことだった。

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